水道橋で働く新規事業ディレクターの営業日誌

ディレクターと言いながらも営業を中心に基本的に何でも屋。その他子育て、または野球。新規事業/AI・人工知能/感情分析/UI・UX/リサーチ/セールス/スケール/マネジメント

中小企業診断士受験のメリット(3)

受験生として感じた中小企業診断士のメリット最終回は、

●メリット3:時間の使い方、物事の考え方をブラッシュアップできた

です。

 

社会人生活はまだ13年目ですが、年齢や役職が変わるにつれ、「個人の成果」から「組織(チーム・グループ)の成果」が求められるようになってきました。

 仕事面においては、その点に関しては満足度は高かったのですが、じゃあ自分個人で見たときに、何か成長できているか、という点や新たに何かできるようになったかと考えると、疑問点がありました。

■一発勝負の国家試験

そんな中で出会った中小企業診断士試験。1次試験は8月上旬、2次試験は10月下旬。それぞれ年に1回のみの一発勝負。その一発勝負のために、1年近く準備をし、本番に挑むという勝負事の面白さみたいなところに惹かれました。

 

■ゴールから逆算して考える

営業の仕事も野球もそうですが、「達成」や「勝つこと」から逆算して考えると、目標に対しての計画が立てやすくなり、達成もしやすくなるとこれまで思ってきました。実際、ゴール(合格点)から逆算して、さらにアドオンした成果を目標とすることで日々やること、直前にやることを科目ごとに設定できたと思います。目標が決まれば、あとはやるだけ。自分で決めたことをやりきって、ダメだったら、自分の責任。計画が甘かったのか、実行力がなかったのか、反省点を見つけ出し、次につなげれば良いだけのことかと思います。PDCAを回す癖を身につけていてよかったと振り返れば思います。

 

■再現性のある戦い方

年に1回の試験、さらには合格率が1次・2次それぞれ20%。ということは80%が落ちる試験。落とすために試験委員の方々は作問していると思います。同じ論点でも手を変え品を変え、間違えるように(?)作問してきます。その中で大切にしていたことは、個人で勉強したことを、本番でも「再現性高く」戦えるかということ。過去問からの傾向や、見方を変えた問題の作りに焦らず、勉強したことを思い出して冷静に取り組めた気がします。

 

■外部要因に左右されない

仕事をしながらの勉強となると、結構制約が多いと思います。一番は「時間」。繁忙期などは予定していた勉強時間が取れなかったり、歯がゆい感じの時も多々ありました。ただ、不足の事態(まったく勉強時間が取れない)を想定したPDCAサイクルを考えることで、ある程度は緩和できた気がします。時間がない。その中でどうするか。打ち手を考えてどんどん手を打っていかないと、試験の期日に間に合いません。愚痴ってても誰かが時間をくれるわけではないし、受験すると選択したのは自分。試験を受けるのも自分。合格という目標に向けた手を打つことが重要な気がします。

 

ここまで3回に分けて書きましたが、結果は2次試験に2回敗退しているので、説得力は全くないと思います。試験結果は敗退でしたが、いまの仕事に関してプラスに働いている面が多かったため、まとめてみました。

 

またいつか、時間と心に余裕ができたら、必ずや挑戦したいと思っております。

このシリーズはおしまいです。